2014年8月18日月曜日

ピットブル~両極端な話 

日曜日、私がシェルターへ行く30分前にタッドは新しい家族と一緒に、放浪後はじめての自分の家へ旅立ちました。 
いなくなった今だから言える、大好きなタッド! 幸せに!!
 

本来なら火曜日に迎えに来る予定だったはずの新飼い主さん家族、、土曜の夕方会ってから待ちきれずに日曜午前中に準備を整えて迎えに来てくれました。

最後のトレーニングが出来なかった事が心残りで、、、でもそれだけ望まれて迎えてもらったタッドはきっと幸せになると信じてます。

先週はケンネルの犬の頭数がかなり少なく、5頭程。 その中の一頭は分離不安症持ちでオフィスにいるので散歩可能な犬は4頭、多くても5頭のみでした。

で、一日平均3人くらいのボランティアが来てひとり2頭程散歩へ連れて行ってくれる訳ですが、、、見事にタッド、、外れてましたね。 他の子は一日数回散歩へ出てるのに。 私には本当に疑問で??? クエスチョンマークが頭の中をぐ~るぐる。

そして分かったのが犬の散歩でボラに来てくれる人のほとんどがピット愛好家の方々だと。 放浪ミックス犬のタッドはピットの血は入って無いかな? 入ってたとしてもかなり薄め、、なので完全無視された形かと。 
お陰で先週はタッドをメインで継続したトレーニングが出来たのでラッキーでもありましたが。

そりゃブリードに対する愛着は誰でもあると思うし、私だってシェパ好きですがここまで露骨だと何だかな?と 同じボランティアとしてせつないです。

同じ ”犬” というカテゴリー、ブリードで差別するな!とピット愛好家の方々は良くいいますけど、、、アンタらも差別してるじゃん!と。

今後も誰も散歩したくない、散歩出来ない、もしくは目立たない犬の散歩を積極的にするつもりです❢

タッドが卒業した昨日はスティールを散歩しました。 綺麗なブルーピットのスティールは人気犬ですが小型犬に対する執着の問題があります。 リードウォークは全くビューティフルな犬ですけれども、、、小型犬を見つけた時のスティールははっきり言ってレッドゾーンです。

よく庭に出ている小型犬の居る庭を通っても、、リスがよく出る木の下を通っても、、そういう時に限って小型犬ともリスとも会わず昨日はトレーニングになりませんでした。

誰もが口を揃えて良い子!というスティールですが 誰も問題に気が付いていないのか? それとも口をつぐんでいるだけなのか? 不明。 でもそういう問題を見つけてしまった私としては何とか力になれれば、、と思います。


ところで、、、色々なイベントをオーガナイズしているメアリーからピットとのイベントを企画したいんだけど、、と話をもちかけられ聞いてみると ピットと色とりどりの花を散りばめた写真のコラボだとか?? 要は撮影中の犬をハンドルして欲しいって事でした。

ピットがいかに素晴らしくフレンドリーな犬種か、世間一般のイメージは間違っている!と力説する彼女に そりゃ飼い主次第でしょっ! どんなブリードでも飼い方によって”人間” によって犬はいくらでも変わるからと一言。

花とか綺麗ごとの写真よりも実際に興奮していない落ち着いた状態のピットと一緒の人間や子供を撮ってもらう写真イベントの方が現実味があるんじゃない? と言っておきました。


ピットを危険な犬種と一括りにする人間とこれまたピットは素晴らしい!と一括りにする人間、、、どっちもどっち、、。

2 件のコメント:

  1. 新しい飼い主さんが待ちきれずにシェルターからおさらばしたタッド!
    今頃どうしているかな?っと私もタッドのひょうきんな顔を思い浮かべました。

    表情が何となくゼウスくんに似ているような?
    シェパ愛好家の私たちの目からそう映るのかしら?

    スティール君はママさんらしい洞察力ですね。!
    ただ、何となくサンポしているのでは、わからないところありますね。
    それとも黙っているのかな?

    どの犬種の愛好家であったにしろ、差別はね!
    特にシェルターのワンコたちはみなサンポが必要だし私も同感です。
    世間一般の見方として、日本でもそうですが、ピットは一応危険なイヌと思われています。
    すべては飼い主次第では?
    ここらでもシェパさえ、獰猛なイヌと見られて、つれているいる私も変人扱いです。
    小型飼い主はここでサンポしないでよ!とつめたい視線を浴びることもありますよ。
    それよりガウガウ騒がしいお宅のチビをどうにかしつけたら?と
    いつもお腹の中で唱えています。笑
    人間の子どもと同じで自分の犬がベスト!
    コレは世界共通ですね。笑

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    1. Sarah mamaさん

      多分ここ2週間はタッドがリターンされないかどうか心配する予定。(笑) 
      まだまだ白紙に近いまっさらな性格のタッド、新しい飼い主さんのもとでノビノビと育って欲しいです。

      ザ真面目顔はシェパに似てますね~。 シェパと何のミックスなのか?? 直のシェパミックスではなくお祖父さんがシェパだった、、って感じですね。

      どの子も散歩へ行ける、、特に頭数の少ない今はそう難しい事ではないんですが好みやこだわりがあるボランティアも多く難しいです。  なので今後は問題のあるピットと人気の無い目立たない子達のみの散歩になると思います。 そんな出会いもまた楽しいですね♪

      日本では大型犬と小型犬飼い主の確執があるんですね。 ホント、人間にせよ動物にせよ差別は”無知” からですね。 
      こちらでは散歩中にガウガウすると犬種に関係無く白い目が飛んできます。 その為躾にはガウガウを大目に見る日本よりも厳しいかな? それを放置する飼い主には白い目でOKですが 反対に懸命に努力されている飼い主さんにも厳しいですね。

      以前よく散歩していた道でガウガウするハウンド系の飼い主さん、毎日通ってトレーニングされていて私的には素晴らしい飼い主さんですが、、、『そんな犬連れてくるな!』ってオバちゃんからヤジ飛ばされているのも見た事あって、、、『ウチのも昔はそうだったんですよ!』ってお慰めした事があります。

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