2012年9月28日金曜日

いつもありがとう

昨日の病院実習はひとつ大失敗をしてしまって落ち込んで帰宅しました。 その失敗から学んだ事は大きかったし二度と同じミスはしない、でも自分の能力ってこんなもんだったっけ? って自分にがっかり、、でした。

今日は気を取り直して来週の試験勉強に取り組んでいます。

落ち込んで帰宅した時はやっぱりゼウスの笑顔に救われます。

でもこの写真はマイケル ジャクソンの”スリラー”のビデオを思い出してしまいます。 お化けになった犬達? みんな笑っている顔に見える (笑)

この笑顔があるからがんばれるよ!

変顔。 黒い子へ向かってガオー!って、、、トレーナーに聞いたら遊びでよくこんな顔してるらしい。 家では見られない顔。

昨日もシェパもたくさん来ていました。 大型犬がうじゃうじゃ。 私も中に入ってみたいです。

今日は試験勉強の合間に近所を散歩していると、小型犬が敷地から出てきて追いかけて来ました。
困ったな~、、来るなよ、来るなよ、、、と思っていたらやっぱり追いつかれてしまった。
遠くを見ると飼い主が追いかけてきている。 そのまま行くと小型犬も付いてきてしまうので飼い主さんのために一時停止。 

小型犬はゼウスのお尻をクンクンしてから、ゼウスの足の間に入り込んでしまい動こうとしない。
ゼウスは最初は大人しかったけれど、やっぱりいやだー! とワサワサと動こうとする。(汗)
本当はゼウスにも小型犬の匂いを嗅がせてあげたかったけれども相手が小さすぎ。 
もしも、ゼウスが一撃してしまったら死んでしまいそうなのでやめた。

小型犬はやっと飼い主さんが追いついてゼウスの足の間から引き出して持ち上げようとすると、なんとダッシュであさっての方向へ逃げてしまった。 また走って追いかける気の毒な飼い主さんでした。(笑)

それを庭から見ていた人がゼウスに向かって“良い子だったね!” と褒めてくれました。
たまには褒められてよかったね!ゼウス。

2012年9月22日土曜日

チームリーダー

チームリーダー、、と言ってもいろいろありますが我が家の場合 私>>夫>>ゼウス の順だから私かな? 犬にパックのチームリーダーの役割をさせてしまうと犬自身のストレス、そしてその他問題が多発してしまい良い事は何もありません、、って言うのは基本ですよね。

チームリーダーにボクはなっちゃいけないんだって! by Zeus

さて病院実習では毎週チームリーダーを決め、チームリーダーが8人の研修生とその日のイベントを仕切ります。 1人一回は経験しなくてはならない持ち回り制です。

私はチームリーダーなんて器じゃないし、出来れば最後の週くらいにすればいいや、、いや~だな~。 と思っていたら何と3週目にして指名されてしまいました。(その日、たまたま教授の傍に座っていたせいで、、笑) 

たまに1人でいる方が好き、、、これはゼウスも一緒かな?

チームリーダーは自分の担当患者さんを持たずに済むので1人のカルテや病歴を隅々まで調べる事はしなくても良いのですが、結局8人の研修生の責任者となるのでクラス全員の患者さんの事は大まかに知っておく義務があります、、なので研修日前日の夜は病院詰めとなり情報収集です。

当日は火事場の馬鹿力で乗り切りました。 酸欠になった患者さんが出たりでひやひやさせられましたが、、。 

しかし一番精神的にしんどかったのは8人の研修生の中でも以前から医療関係の仕事をしている3人はやはり点滴、注射、薬の扱い等がスムーズに出来る訳ですが私も含め、ラボで練習しただけの研修生はぎこちない。
明らかに練習不足の人もいて教授からのダメ出しばかりで正直、見ているのがつらかった人もいました。 チームリーダーは学生を採点する側にまわるので手伝う事はできません。 そして警告を食らった人が出てしまいました。

警告を2回食らうとレッドカードで退場(その年のプログラムから落第)になってしまうので大変な事です。 人の振り見てわが振り直せ、、、で自分も同じ轍を踏まないように今後は気をつけなければなりません。

その日のプログラムが終わって、自分はチームリーダーと言うよりも全体のフォロー役をしたような気がしたので (日本人の血?なのか他人のフォローはスムーズに出来ますね~) チームリーダーとしての評価は落第だったろう、、と思いビクビクしながら教授の評価を聞きました。 
しかし 評価はAを頂きました! 一応基準は満たしていたようです。ほっとして深呼吸したら教授が ”おめでとう!” とハグしてくれました。
 
デイケアで遊びすぎたのか帰宅したゼウスを調べてみるとなんとなく気持ち、びっこを引いてます。
外傷は無し。 筋肉なのか骨なのか? 数日様子を見てから病院へ行くか決めます。

こんな事ばかりしてるからだよね。


2012年9月15日土曜日

木曜日、クリニカルが終わって

毎週木曜日は病院実習。 今学期はがん病棟(長期滞在型ではなく、手術前後の不安定期)。
火曜日にどの患者さんの担当になるのか張り出され、水曜日にカルテ、病歴、薬の状況を調べレポートにまとめ、木曜日は実習の運びです。

今回の患者さんの病歴は長く、また私には不慣れな病名だったのでその病名のリサーチをするだけでかなりの時間を費やしてしまったので寝不足で実習、、、って良くないパターンだなと我ながら思います。  
テキストと医療辞典を何度も読みましたが患者さんの複数の病気の関連性がつかめずにあまりすっきりとしませんでした。

実際に患者さんと会ってみると、、患者さんはバイオケミストリーを大学で教えている教授でした。 一通りの検査を済ませてから患者さんと話してみると 過去数年の血液検査のデータと照らし合わせながら自分自身の病歴をとても分かりやすく説明してくださいました。 
おかげで疑問が氷解して頭のなかでライトがピカッと付いた感じです。 

患者さんから学ぶ事の多い一日でした。

ゼウスは相変わらず デイケアでやんちゃしています。

シェパード3頭、みんな欲しがるフリスビー

 あっ、ゴールデンにとられちゃった。

 これボクのだよ! byZeus (おいおい、、ウルフ柄のシェパちゃん、引いちゃってるよ)

結構足の筋肉が付いてきた感じがする。 よく歩いている成果かな? ゼウスは股関節が危ない気がするのでなるべく坂道を歩いて筋肉をつけるようにしています。

見た事の無い人だ。 新入りのスタッフさんかな?

ボールを見つめて大口あけてるし。

脚力勝負。

2012年9月10日月曜日

Twist in Custody Battle Over Missy the German Shepherd

報道されたMissyのニュース(ABCニュースより)

(下記をクリックするとABCニュースへ飛びます、英語ニュースですが興味のある方は見てね。)
Twist in Custody Battle Over Missy the German Shepherd: ABCNEWS.COM - The decision on where the abandoned dog will ultimately live could take months.

最初にWashburnさんが登山サイトへ協力を呼びかけた時に載せたMissyの写真と場所の地図です。 肉球と肘の怪我をとりあえずバンドエイドで止血したそうです。 

標高4000メートルの地点に脱水症と呼吸困難、そして足の怪我で倒れていたMissyをWashburnさんが最初に見つけました。 (最初の記事に載っていた、いわゆる山頂ではありませんでしたね、失礼しました)


救助隊に運ばれるMissy。 ちょっと不安そうな顔。 

でも下山途中でこんな笑顔に♪


険しい岩場続きで救助隊も苦労しました。(そして、このような所に装備無しで犬を登らせる飼い主はアホだ )



飼い主はニュースでも報道されているようにマッチョな29歳の男性です。 もう死んだものとあきらめて救助に行かなかったそう、、、。  そしてニュースになるまで、自分が下山してから8日間も知らん振りを決め込んだのです。

Missyが救助されたと知り、Missyを返して欲しいと入院先の動物病院へ電話を掛けたという記事もあります。 (ふざけんな! と全米中のSocial Network Site でツッコミが入ってますけど、、) しかし、動物虐待の罪にチャージされてしまったのでそうは簡単にいきません。

最終的にMissyの飼い主は誰になるのかは10月に法廷で決まります。 現在Missyは動物病院で療養中。
どうか新しい飼い主には名乗りをあげたWashburnさんに決まって欲しいものです。
 
飼い主には腹が立ちますが飼い主とは真逆の人間も大勢いると知る事が出来てうれしいです。

2012年9月7日金曜日

コロラド山中で救助されたシェパード

Heartwarmingなストーリを見つけました。

先月8月の出来事。 Washburnさん夫妻がコロラドでも標高の高い山に登った所、山頂付近にて負傷した犬 (記事に犬種は記述されていませんがどう見てもGSDかGSDMixですね)を発見。 

犬は横たわり周りの石に血のりが付いています。 足を怪我して歩く事が出来ずに自力で山を降りる事は無理。 110ポンドある大型犬(ゼウスよりも大きい!)で犬を運ぶ装備を持たない夫妻が2人がかりでも運ぶ事は不可能な状態でした。 

夫妻は泣く泣く水と食べ物を犬の傍に残して下山。

Washburn夫妻はネットで山仲間がよく使う掲示板へ犬の写真を張って協力を呼びかけました。 12人の見ず知らず、、でも犬を助けたいと思う仲間達が直ぐに集まりました。

そして土曜日に下山してから中一日あけ月曜日には、Washburnさんを含む8人の有志の救助隊が共に雪のちらつく山(8月で雪がちらつく、、ってかなり標高の高い山ですね)の山頂目指し犬を探しながら登りました。

犬は衰弱していました、、が間に合いました!
大きな登山用リュックへ犬を入れて仲間達が交代で運びました。
この出来事がニュースになった時、置き去りにされたジャーマンシェパード - 名前はMissy の飼い主が名乗りをあげます。 (こんな時に名乗りをあげるのは、、あるいはマイクロチップで身元が割れる事を想定して先手を打ったのかもしれませんね)

飼い主の言い分は登山へMissyを連れて行ったら途中、足を怪我をして動けなくなってしまった。
天候も悪くなり、子供連れという事もあったので歩けなくなったMissyをそのままにして下山。 
警察にも通報しましたがその後は何もしませんでした。 (ああっ、、お粗末すぎるよ、、、涙) 本当に申し訳ない事をした、と謝罪の言葉がありました。
飼い主からの情報によりMissyは救助される8日前に置き去りにされたと判明。

(その後シェリフの調査が入り現在Missyの飼い主は動物虐待の罪でチャージされました。)

9時間かけて負担をかけぬよう、救助隊がMissyを運び無事下山しました。
直ぐボランテイアの獣医に診察してもらい、怪我は足だけだと分かりました。 

飼い主に置き去りにされてから8日目に救助されたMissy。

ネットでMissyの救助を呼びかけ自らも救助に向かった Washburnさんのコメントが載っていました。
飼い主が何故Missyを置き去りにしたのか事情は分かった。 しかし、下山した後にどうして救助する努力をしなかったのか理解に苦しむ。
正直言って自分達が救助へ向かう時はMissyが既に死んでしまっている事をも想定した。  それでも仲間達と共にMissyの為に登頂した。 それが人として正しい事だと思ったからだ。

とコメントしています。 (素晴らしい!)

Missyと救助隊たち。 よかったね!Missy 。 

動物虐待の罪で現在起訴中の飼い主に代わりMissyの新しい飼い主にはWashburnさんが名乗りをあげています。

病院実習から疲れて帰宅してこの記事を読んだら不覚にも涙してしまいました。
自分の飼っている動物を捨てるのも人間なら、捨てられた動物を救うのも人間。
月並みだけど 人間って素晴らしい!

2012年9月3日月曜日

○村動物園を見て

この間TVジャパンで日本のペット番組を見た。
はっきり言ってショックでがっかりした。 モデルだかタレントだか知らないが女の子が自分の柴犬を連れて町を徘徊するコーナーだったかでペットショップが出てきた。

ペットショップのガラスケースには生後間もないような子犬がずらり! それを喜んで紹介しているTV番組には心底驚いた。 生後間もない子犬を親犬から引き離して売るってパピーミルと一緒ではないか。

そんなTV番組を見てあこがれてかわいい子犬をペットショップのガラスケースから買って大きくなったら扱いきれなくなったので保健所にポイってパターンが目に見えている。 

TV局が自ら薦めているようじゃ日本から悪質なペット産業が無くなるのは難しいだろう。

保健所で殺処分(日本では決して安楽死ではない事にもショックです)されてしまうペット達の行く末の現状、レスキューされて里親を待っている犬達(猫やその他ペット達も)をの事を報道してこそ真の動物、ペット好きではないでしょうか。 

そしてこれから犬を飼おうと思っている人にはパピーミルではなく真面目に犬の事を考えて繁殖しているブリーダーさんもいる事や保健所やレスキューからアダプトする選択もあるという事も多数の人が見るTVならではで広める事が出来るはず。

他のコーナーでも子犬ばかりにスポットを当てている。 このTV番組はスポンサーがパピーミルなのだろうか?  人気番組だったと聞くが問題にはならなかったのだろうか?

表面的なかわいい所だけ撮った動物番組で どうしようもない偽りのペット好きが増えるのは残念だ。