2014年1月14日火曜日

Snowy Mountain

昨日は天気が良く 気温も0℃前後だったので South Adirondacks の中での最高峰、Snowy Mountainへ登りました。
最高峰と言っても、高山の無いニューヨーク州なので 3899ft (1188m)  です。

ゼウスも連れて行きたかった! ジェイミーと一緒に行くのなら連れて行く余地もありますが私ひとりではやはりゼウスが怪我をして動けなくなった場合、下山させる事が出来ずに無理、、。 残念。

Snowy Mt. を麓から撮った写真が無かったのでネットから適当に探しました。
こんな山です。 丸いポコッとした尾根が面白い形です。


まずは登山口でのレジストレーション。

レジストレーションは簡単なもので名前、住所、電話番号を書き込み 下山したらチェックアウト欄にチェックするだけです。
自分の前に先行パーティが居るかどうかも分かります。 当然自分の住所氏名電話番号も他人が見る事が出来るのでプライバシーの概念からすると微妙ですが、、。 でも遭難した時の為には欠かせません。 入山する人に悪い人が居ない事を祈るのみ!
今日は4人のパーティが先行していました。

登山ガイド本やネットを駆使してこの時期の登山道の情報収集をしました。 気温もかなり上がっているので登山道もカチカチでは無く、、逆に腐った雪でグショグショな個所もありそう。

家を出る前にゴアテックス素材の登山靴にさらに念をおして防水スプレーをしておきました。
登山道前でゲーターを履き、氷が露出している所が見えたので靴にマイクロスパイク(ギザギザの爪)を装着。 

マイクロスパイクはアイゼンを付ける程でも無いけどちょっと滑るような場所には装着も簡単で重宝しています。

30分程ちょっと平坦な道を上がったり下がったりしているうちに暑くなったので メリノウールのセーターと帽子をとり、アウタージャケットの脇の下のファスナーを全開にしてベンチレーションを良くしました。

暑いのをがまんして登ると大汗をかいて 休止した時に一挙に冷えるので面倒くさくてもこまめにレイヤーを取ったりつけたりする事を心掛けてます。

これでアウタージャケットの下は長袖ヒートテックと透湿性の良い下着一枚。
それでも汗をかきましたが アウタージャケットは脱ぐと一挙に冷えるのでそれだけは脱ぐわけにはいきません。

沢を上がっていくような登山道は途中やっぱりグチャグチャの箇所が沢山あって ハマらないように神経を使います。


そして大きな沢を3回くらい超えました。 
夏は丸太の上を渡ったり出来るようですが 凍った丸太の上を歩く気にはならず、、、半分凍結した沢に突き出ている岩とよく凍っていると思われる箇所を選んで飛び石のようにして超えながら、なかなかアスレチックな登山道♪


こんな道を1時間半程歩いてからやっと急登へさしかかりました。
徐々に高度を上げて行きます。

こんな景色を見ると疲れも飛んでいきますね☆

でも急登は続くよ~~♪

この間のブルーマウンテンよりも傾斜が激しい。 何度か、両手を使いながら雪の壁を登りました。
ブルーマウンテンでは両手を使う事はまずありませんでしたから。
まあ、滑落してもここは樹林帯なので止まります。

マイクロスパイクがこんな時は大活躍です。 アイゼンのように雪に蹴り込みキックステップで確実に足場を作ってくれます。


岩に対する雪の傾斜を見て頂けると分かる通り、山頂直下のこのあたりが一番急な個所でした。

そして、、3時間かかって頂上へ到着!!

到着時間午後2時3分前。 ギリギリでした。
今回は自分の中で2時のルールを作り、もしも2時までに山頂へ付かなかったら引き返す事に決めていました。

遠くに見えるAdirondack High Peaks達


山頂に座って3時間の疲れを景色とサーモスに入れてきた熱々のレモンティーで癒します。



10分くらいゆっくりと休息出来ました。
山頂は風も穏やかでそのまま昼寝したいくらい気持ち良かったのですが、、2時を過ぎていたので急いで撤収です。

最後に見納め、、。

日の入りは4時45分なので帰りは何時もの如くスタコラサッサ。
足元をしっかり見て 柔らかい所にズボッと入り込まないように、、。 登りで数か所かなり深い! 底が見えない雪の穴、、プチクレパスがありました。
注意してトレースのある真ん中を危険個所は長居は無用、、、と バランスを取ながらとっとと下って行きます。

45分くらいで急な個所は下る事が出来たのでホッ♪

その後は平坦な道をひたすら歩きます。 

行きは時間が無くて写真があまり取れなかったので帰りはリラックスしながら歩く事が出来ました。
森の中に入るとバルサム(松)の香りが濃くなってさらに癒されます。

沢では岩と氷を渡ります。

ちょっとした幅の沢は3回程わたりましたが、最後の沢でアクシデント発生。

なんと自分の右足が乗った氷を ”ピシッ❢” と踏み抜いてしまいドボン!と音を立てて右足だけ沢に落ちました。

この赤い矢印の付いた氷です。 厚そうだと思ったのですが不安定でした。
まあ、浅い沢なのでどおって事は無いんですが。

左足は岩に乗っていたんで右足をさっとすくってあとはビョンビョン!と飛び越えて対岸に。

普段氷を踏み抜くなんていうシチュエーションが無いので、氷を踏み抜いてしまった自分が可笑しくてひとり爆笑してしまいました。 (他人に見られたら完全に可笑しい人、、ですよね、、汗)

今でもあの ”ピシッ❢” という音にギョッ❢と反応する自分が忘れられません。

足首まで浸かったので靴の中に水が入った? と思いましたが 流石ゴアテックス素材の登山靴!!
プラス、ゲーターもしっかり履いていたので靴の中まで浸水する事無く 靴下も最後までドライだったのが驚きでした。

登山道入り口に戻ったのが4時半。 

登りに3時間、下りは1時間半の行程でした。

ネットで探したSnowy Mt. の全貌、、、頭一つ出ているのがSnowy Mt.。
見れば見る程面白い形です。

2 件のコメント:

  1. Sarah mama2014年1月15日 23:09

    Snowy Mt. 本当に面白い形ですね。

    途中アクシデントがあっても笑いで吹き飛ばしてしまうなんて度胸100%!

    松の香りがするなんてすばらしい!
    我が家も昔から生えている赤松が数本生きていますよ。

    自然にどっぷりつかって体調よいのでは?
    ゼウス君お留守番で残念ですね。
    でもお一人では万がいちを考えると一緒にとはいきませんね。

    私の生活は24時間があっという間に過ぎています。
    2月末までぐうたらできません。笑

    返信削除
    返信
    1. Sarah mamaさん

      Snowy Mt. の森の中は松のいい匂い、、キャンドルでバルサムの香りのするものがありますがよく似たとても落ち着く香りがそこはかと匂っていました。

      自然につかって充電されすぎる今日この頃です。

      サラママさんのお宅の日本庭園には赤松もあるんですね! 
      山に行くとゼウスはどうしても留守番になってしまいますね~。 犬連れでハイキングしている人を見るととてもうらやましいです。

      サラママさんもお孫さんの家庭教師で忙しいそうですね。 ゆりちゃんもサラちゃんもお孫さんの子守で良い仕事してそうですね☆

      削除