2013年9月21日土曜日

試験直前

あせって勉強してます。 でもゼウスの散歩は気分転換にもなるので遠くの遊歩道へは行けませんが近所を散歩してます。

散歩の後に裏庭でフリータイム。

ずいぶん前に近所で飼いはじめたブラックラブの子犬にゼウスが好かれて追いかけられた事がありました。 しばらく見てないな~と思っていたらもうゼウスと同じくらいの大きさの成犬になってましたよ。 

散歩途中で会いましたがガッシリしたおじさん飼い主を引きずりながら向かいの道からやってきました。 ありゃりゃ~。 おじさんが一生懸命に止めてますが興奮が凄くて30メートル先くらいからハアッハアッ~な呼吸音が響いています。 若いね~。

すれ違った時はやはりと言うか予想した通りギャン吠えされましたが、、、ゼウスのように お前、襲うぞゴルァ‼ ではなくて 一緒に遊びやがれオラッ‼ って私には可愛く聞こえました。(笑) 

でも飼い主が興奮を落としていく事を教えてあげないとそのうち手が付けられくなっちゃうぞ~。

子犬だった頃はゼウスを慕ってくれたんだけどな~とちょっと懐かしい。 当のゼウスはブラックラブよりも道端の草の匂い嗅ぎに夢中で全く見向きもせず、、、逆に失礼な? 何を考えてるんでしょうね。 
でもこれもゼウスなりの対処の仕方なのかも。 


散歩中にふと思い出しました。 ずいぶん昔、人を襲いかけたゼウスの行動が理解できずに試行錯誤していた頃の話。 車で30分くらいの所に警察犬を訓練しているトレーナーを夫が見つけてきました。 その方は警察犬の訓練の傍らで一般の家庭犬の訓練もしているそうでサイトにはたくさんのメダルが並んでました。

警察犬のトレーニング理論と家庭犬では全くジャンル違いと思っていたので私は気がすすみませんでしたが珍しく夫が乗り気だったので アポを取り二人+ゼウスでまず面接に。

トレーナーの自宅の横にトレーニング施設がありましたが 自宅を見てびっくり。
高い鉄条網の上にさらにトゲトゲの渦巻いた鉄線が張り巡らされそれが2重に自宅を取り囲んでいてまるで軍事施設。 プロの警察犬のトレーナーの家はこうなのか、、ともう目が点でした。

で、ゼウス の面接に挑んだ訳ですが、、。 トレーナーがゼウスのテンパメントテストをして出た結論は神経質。 (うん、これは分かってたよ) 

この子は本来の正しい血統のジャーマンシェパードとしての気質からそれた誤った遺伝が入っている。 この遺伝を持つ限りこれ以上良くなる事は無いのでトレーニングしてもはっきり言ってお金の無駄! と言われました。 

ある意味正直な人だなぁと感心。 

でもそれは彼の考えであって 私は自分の考えがあるので別にショックだと思いませんでしたが夫はかなり落ち込んでいました。

まるで有名幼稚園に子供を入学させようとして親子面接したら不合格になった? 感じでしたね。(笑) 帰りの車では不機嫌極まりなくちょっとした事で口論になったのを覚えています。

でも例えトレーニングしますよって言われたとしても私は遺伝どうこう、、って出された時点で頼まないだろうなと思いますけど。 

遺伝や育った環境はどうあがいても変えられない。 飼い主と犬にあるのは現在です。 問題を持つ飼い主は藁にもすがる思いで現在をどう変えていけば良いか、、と思ってトレーナーさんを頼る訳ですから。


なんだか固い話になってしまいましたが世の中にはいろいろなトレーナーがいるな、、という事で。

でも何と言っても同じアメリカのロサンゼルスで犬のBehavior Specialistとして活躍するMasumiさんに出会えた事は私にとってもゼウスにとっても幸運でした。

犬の問題行動(本当は飼い主の問題行動でもあると今は言えます) についての記事を片っ端からネットであさっていた頃、Masumiさんのブログを偶然見つけました。

当時、犬のデイケアや大手ペットショップでトレーナーとして働いていたMasumiさんの視線から犬の行動について書かれているブログ、特に旧ブログは情報の宝庫です。

そしてメールセッションという形でゼウスと私に2週間おつきあい頂きました。

いつか本当に人間を襲ってしまうのではないか、、と心配でこんな田舎道さえ散歩へ行く事が怖くなってしまった私に ゼウスにマズルを付けて人混みへどんどん出かける事! という当時の私には衝撃的なショック療法をも使って背中を押して頂きました。

中でも犬を擬人化するのなら徹底的に擬人化しろ、そして力で支配するのではなくて親と子の関係で。  

そう、徹底的に擬人化する事で親である私は 子であるゼウスが世間に迷惑をかけないよう、そして事故からゼウスを守る事が出来るようにするというコンセプト。 そして力でねじ伏せるのでは無く犬の理解する力をどう引き出すか、、、という事を考えてゆくようになりました。

そしてゼウスの神経質は治る事は無いかもしれないけれども新しい経験を積み重ねる事によってあっ!ここで吠えなくても、威嚇しなくても良いんだ~と着実に学んできていると思っています。


あれま~試験前なのにまた語ってしまいました。 イカン! それでは勉強に励んできます~。

4 件のコメント:

  1. こんにちは。

    お彼岸で3連休の日本です。
    お天気は朝晩と気温は下がっていますが、昼間はエアコンワンコのために使用しています。

    トレーナーさんとの、面接、失礼ですが笑ってしまいました。
    居るんですよね。こういう方って。
    DNAだけで、済まされるならば簡単ですね。それを超えて訓練させるのが、あなたのお仕事でしょ?って言いたくなります。
    警察犬って、最初から親犬たちが、そのDNAを持っているのですもの。

    我が家の以前のワンコは亡くなった夫に服従していましたので、彼が
    亡くなってからは、訓練しさんに通っていただき、私が訓練を一緒に受けました。最初は訓練しさんも寄り付けなかったのですが、来るたびに根気欲接して、最後には、私が旅行したときには彼と朝晩の散歩もできるようになりました。

    今のシェパはパピーのときにお願いしたのですが、
    犬種が特殊ですし、訓練所に3ヶ月いれて、他犬たちとの交流をさせ、
    私に何かあったときにはお世話してもらえるようにしました。

    でも、やさしい女の子ですし、今のところ問題はありません。
    お互いいろいろこの先あると思いますが、飼い主としてがんばりましょ。
    試験応援していますよ~

    返信削除
    返信
    1. Sarah mamaさん

      日本は三連休なんですね~。 涼しくなるまでもう少しですか。

      サラママさんの先代シェパちゃんはゼウスととても似ているような気がします。 パックの人間には心を許すけれどもパック以外の人間と仲良くするには時間がかかる所が。 今までボス、又は親と思っていたパパさんが居なくなられて葛藤もあったでしょうし。 でも訓練士さんと少しずつ絆を築く事が出来たんですね~。 とても素敵な話で心に響きました。

      確かに仲良くなるには時間が掛るけれども一度絆を作る事が出来れば決して裏切りませんしね。
      うちも両親が日本から来た時はかなり心配しましたが一度絆を作る事が出来たらその後の心配は全くありませんでした。

      サラちゃんは子供の頃に他犬との交流があったんですね。 子供の頃の経験は本当に後々まで影響するので良い経験をつめましたネ! お話を聞くと きっとグイグイと行く子ではなくて穏やかな子なんだろうなぁ~と想像できます。

      警察犬のトレーナーの話は夫が当時凄く落ち込んでいて、でも私には凄く違和感があって心に残りました。 DNAの話を持ち出されて今時こういうトレーナーもいるんだなぁとびっくりしました。 日本にも居るんでしょうかね。 う~ん居そうだなぁ。

      試験までもう少し、気合を入れて行きま~す。

      削除
  2. wans1015@yahoo.co.jp2013年9月26日 7:22

    ご無沙汰です。ワンズに乾杯です。私も、このトレーナーさんに笑ってしまいました。このトレーナーさんには、貴方の考え方、やり方で共感して下さる方のみに、どうぞ!ですね。パパさんの、有名な幼稚園に入学させる。。例えが面白い!何か、私も自信持っちゃった。先日、知人から、私の保護のやり方の批判を言われたけど、私の中で、何ワン譲渡した。保護したと数字をいう人こそ、動物たちの命をみてない人!と思っているから、、例え、私の最後の結果がどんな形になろうと、

    返信削除
    返信
    1. ワンズに乾杯さん

      今思い出せば笑えますね。 きっと由緒正しく素晴らしい遺伝をもった犬以外はトレーニングしないというポリシーなんでしょうな~。

      どうぞご自分の保護には自信を持ってください。 応援してます。 無責任な外野の言葉はシカと(死語でしょうかね?)で大丈夫です。 

      保護活動を現在していない私が大きな事は言えませんが、保護は数では無くてクオリティです。保護した犬はもちろん、新しい飼い主さん、里親さん、、皆が幸せになってこそ! だと思います。

      Wansと乾杯さんのように 個人で大型犬をメインに保護しているブログ友さんが居ますが お二方には本当に頭が下がります。

      削除