2009年4月18日土曜日

はじめての抹茶

今日はSyracuseへ夫と買い物へ。
夫はスーツを買いたかったのだが結局欲しいものはみつからず。

Syracuseには日本茶の喫茶店がある。 この間Syracuse在住の日本人のお友達に着物を着付けしてあげて 一緒にこのお茶屋さんへ行ったら女将さんがとてもよくしてくださった。
テーブル席と座敷席に分かれていて前回は座敷席だったので今回は窓際のテーブル席についた。
京都出身の女将さんと雑談しながら夫とおそらく50種類以上もあるお茶やデザートメニューを見ていると夫が抹茶を飲んでみたい言い出した。 
メニューには甘いデザート系の抹茶しか載ってないが、それではと茶道をしている女将さんが裏メニューで自分で抹茶を立ててくださった。
夫は本当のお抹茶と甘味。 私は邪道で甘い方の抹茶ラテと抹茶ケーキ。

目の前でたててくれた夫の抹茶はほのかに甘く美味でありました。 下手に立てると苦いばかりの抹茶になってしまうのでクリーミーに苦くならないようたてるのは勉強と経験によるものだそう。
夫にとってもはじめての抹茶はおいしいとびっくりしていた。
日本へ行った時にはお茶をたてるセットを買って帰ることになりそうだ。

ただおかしかったのは夫の抹茶とお菓子が運ばれてきた時、夫の目が点になってた事。
夫が目で訴えている事=量の少なさ!は理解できたので吹きそうになった。日本では抹茶を茶器に満杯には盛らないので当然なのだが知らない夫は女将さんが奥に戻ったあと、『どうして~こんなに少ないんだ~』を連発。
器一杯になるまで盛るのは美しくないし、日本の料理は目で楽しむものでもあるんだよ!って言っても納得できない夫でありました。 
このお店の茶器も美しく自分はお腹も精神的にも満足しました。(夫は?)

ちなみにこの日も古い生成り色の絹の紬に帯は白い織りの半幅帯(でも化繊です)、帯締めは春らしく若草色にしてみました。 この生成り色の紬は仰々しくならないのでとても重宝しています。 
オークションで買ってこちらに届いた時には古い着物特有のにおいでどうなる事かと思いました。 また色も本当は白だったのが き黄ばんで生成り色になったのかも不明。 
匂いは1週間くらい短時間に分けて日陰干ししておく事とタンスへ入れずにしばらくは風通しの良い乾燥した部屋へ置いておき、その間、家の中で何回か着たらほとんど無くなりました。 長時間干しっぱなしにすると着物の表と裏の袷の生地がずれるからと着物のお師匠さまから注意も受けたので。
色は均等に生成り色になって入る所をみるとどうやら元からこういう色だったようです。(よかった~!)
しつけ糸も付いていたのでどういう経緯でオークションへ出ていたのか分かりませんが 今では愛着のある自分の一枚になりました。

着物としては普通外国人が思い浮かべる派手な色柄の着物でなく、地味な紬なのですがそれでもやはり着物=日本とは浸透しているようで、夫のスーツを見繕った店先でも店員さんから日本の話を振られたり、昼食をとったお店でも他のテーブルのお客さんから素晴らしい着物ですね(はは、オークションで1000円程で買いました!) 一度日本へ行ってみたいと言われたりと着物の認知度は高いです。

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