2012年2月21日火曜日

PA

PAと言えばPhysician Assistant. 日本語訳で医師のアシスタント。 医師のアシスタントと書くと えっ医師じゃないの? と言う事になるが 処方箋も出せるし医師がいないUrgent Care診療システムでは医師と同等に患者さんを診察する事が出来る。

アメリカの病院は日本もそうかもしれないが完全予約制。 それぞれ自分のかかりつけのファミリードクターが居る訳だが、もし急に病気になった場合、完全予約制が裏目に出て家庭医は予約で埋まっていたりで困る事が多い。

そんな時、Urgent Care と言う ERとはまた違う、、と言うかERへ行く程命に関わらない病気や怪我をした時に飛び込みで見てくれる便利なシステムがある。

自分のファミリードクターが同じUrgent Careのシステムに属している場合、患者の既存のカルテにUrgentCareからもアクセス可能な場合が多いのでUrgent Careのドクターも患者のカルテを元に的確な判断が出しやすい。

一般的にUrgent CareのドクターはPAかナースプラクティショナーが多い。 

自分が通っているUrgent Careの医師はPA.
PAと医師(MD)の違いはMDが手術が出来るのに対してPAは手術をする事は出来ない。 
MDもPAもメディカルスクールへ行く訳だがPAのプログラムはレジデンシー期間(研修期間)はMDに比べ短い、、と言った所。

自分の行っている所のPAはすこぶる腕が良いので最近ではファミリードクターにわざわざ予約を取って行くよりもUrgent CareのPAに見てもらう場合が多い。

一昨年~去年からの足の痛みは実は坐骨の損傷から来るものだったが自分のファミリードクターはそれに気が付く事なく、足=ふくらはぎのMRIをオーダーしたり、、と今から考えると解決には程遠い状態だった。 
同じ問題で結局一年程ファミリードクターに通ったが何の解決策も明示されず、、。
最後には筋肉痛だと思うから、、とストレッチの本を渡されたし。 (筋肉痛が1年も2年も続くかい!)

そんな時、大学に戻り解剖学で神経の勉強をしていた時に、ひょっとして坐骨が足に通じる神経を押しているのでは、、と疑惑がひしひしと沸いて、Urgent Careの医師のPAに事情を話すとドンピシャで背骨のMRIの予約を即効で入れてくれた。

自分のファミリードクターだと腰が重くてMRIもそのうち、、、なんて事になりそうだがPAはほぼ即効で手配してくれる。 痛くてたまらないのにMRIを数週間も待ってなんてられませんって。
Urgent Careに行ってから2日後にはMRIの手配が成されていて本当に感謝でした。

何よりも自分のファミリードクターと情熱の度合いが違っていた。 
痛みの原因を探ろうと、その日のうちにレントゲン、採血、尿検査とするべき検査を全てやってくれた。  ファミリードクターは背骨のレントゲンの手配さえしなかったし、、、。 (夫に話したらそんなヤブ医者はやめてしまえ、、と言うがファミリードクターを夫と同じ医師に変えると、同じ病院内なのでなんだかヤだな~、、と日本人らしく考えてしまう)

MRIの結果は予想通り坐骨の一部が損傷していて足全体へ向かう神経の一部を押しつぶしかけていた。

原因が分かったお陰でリハビリに通ったり、自宅で背骨・下半身の筋肉を鍛えて今は痛みもほぼ無くなった、、、のでPAにはとても感謝している。



2 件のコメント:

  1. こんにちは。あんみつです!
    確かにアメリカは同じ病院内でも色々な人がいますね。PAだったり、Nurse Practitionerだったり、色々ありすぎて何のことやらいつもわかりません(笑)。
    私の住むド田舎には、例えば泌尿器科専門の先生が1人しかいないので、違う病院にいっても、違うタイトルの人にあたっても結局最後は同じ先生に行き着きます(しかも、それがあまりよくない)。
    ユキコさんは、いいPAの先生にあたって、よかったですね!!

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  2. あんみつさん こんばんは~♪

    あんみつさんも田舎に住い? おお~一緒ですね。
    でも、MDが一人とは、、うちより田舎度が高いかも、、です。

    あまり良くないMDだと本当にガッカリですよね。

    今日もファミリードクターに行ってきたのですがPAの先生と熱意も説明の仕方も全く違って、、(仕方なく患者を診てやってる、、という感じがありありと出てて)、、病院実習してる自分としては人の振り見てわが身、、、で気をつけようと思いました。

    またNYでは少し寒く雪が降り始めました。
    あんみつさんもお体に気をつけてくださいね :)

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