2011年4月10日日曜日

深刻な金欠、、アメリカ

一昨日夜、共和党・民主党の歩み寄りによりアメリカ合衆国連邦政府閉鎖の危機は回避できました。
日本の主要ネット新聞ではあまり報道されていませんでしたが、一昨日までは政府閉鎖の危機的状況にありました。

理由は予算。 ここ、アメリカ政府はお金がありません、、要はクレジットカードで身の丈に合わない支払えない買い物をどんどんしてローンで細々と払いつつ利子が減らずに増え続ける、、、まるでサラ金地獄です。

ちなみに前の会社でSEをしていた時に同僚がクレジットカードで新車を買い驚きました。 クレジットカードだって翌月に一回払いするなら便利だし、利子も付かずそれぞれの特典が使えてある意味とてもお得です。 
でも新車、はたまた家までクレジットカードの高く不利な金利のローンで買ってしまう、、、それがアメリカ人。(もちろん皆ではありません)

去年、共和党の草の根ムーブメントとなったTea Party はもう借金は沢山、予算をカットし支出を減らすべき!という要求もあり、共和・民主で予算のすり合いをしていましたが合意に達せず、、合意出来ない時は政府閉鎖の危機へ。
家計で見るとこんな当たり前の事がなぜ国で出来ないのか?  ここは借金を減らす為に皆で我慢して国の将来の為にひとふんばりしないといけない時なのに 既存利権を守りたいだけの政治屋にはもううんざりです。

政府閉鎖になると、連邦政府公務員への給料が止まり、国が援助している病院、研究機関、博物館、美術館も閉鎖。
じゃあ、軍も警察も閉鎖され国が無法地帯になってしまうのか? それを防ぐ為、軍、警察、空港関係者など、必要最低限の国の屋台骨となる機関に関しては職務放棄を防ぐ為に後日その分が支払われます。

一昨日の夜、政府閉鎖約一時間前にやっと民主・共和党が合意に達しました。 ただし予算カット出来た額はTea Partyが求めていた額の19%程。 でも19%でもカット出来ただけでも少しは前進かな?

でも、こんなに財政危機でもめている時でも 目標の見えないリビアへの軍事介入を無駄使い、、と批判する向きはあっても日本への震災の人事的援助や金額(ロナルド・レーガン級の空母一隻の一日の経費は約2.5億円です)を批判するコメンテーターは皆無でした。  

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