初めて自分で縫った単の着物が、浜松の遠州綿紬の反物から仕立てあがりました。 薄いブルーの地に細かい七色の配色の縦糸が織られておりこれから夏に向けて丁度よい感じです。
一番難しかったのは衿。 衿は適度な緩みをミリ単位で入れないといけないのですが その仕上がりに納得できずに解いて3回もやりなおしてしまいました。
トータルでの仕立て期間は反物の裁断をはじめてから2週間。 その間毎日ずっと作業していた訳ではないので正味1週間、時間にして28時間くらいだと思います。
最初は木綿の反物の裏と表が分からず、ネットで質問したり(結局この普通の木綿反物は裏と表が無いと言うことが判明)、もし部分的にシミがついてしまっても裏と表逆にして仕立て直したりも出来るよ、と教えてもらったり、、いろいろな人から助言いただきました。
教本は『はじめての和裁』というまさに自分にピッタリのタイトル本でテキストの指示に従ってただ、ただひたすら縫いました。 この本、DVD付きでまず、各章ごとのDVDを見てイメージを確認して本を見て再度確認しながら縫い進めるという方法を取りました。 百聞は一見にしかず、とはこの事。 教本の説明だけではよく分からなかったはずで動画効果の偉大さを実感したのでした。
でも何と言っても一番うれしかった事は細かい事が苦手で特に家庭科が大嫌いだった自分にも単衣が縫えた事。 そして私はすこしばかり背が高く裄があるのでプレタの着物はおはしょりがあまり出なくて手もちょっとつんつるてん、、(あっ でも着物は体に合わせて着れるものなので着方次第で丈や裄の問題は解決できますが) 初めからピッタリのお誂えの着物がとうとう出来ましたよ。
そしてプレタの着物は大多数をカバーする為に本当に大きく作ってあるんだなと実感。 自分で身幅を本に出ている計算方法で計ってみると決して痩せすぎな訳でもないのに 身幅がプレタサイズよりかなり小さく出て不安になりましたが 着てみるとピッタリでした。
何故か、アジサイから、タイムスリップしていまいました。着物姿、素敵にこなされて、日本の誇りと!!思ってしまいました!しかも、ご自身で、和裁をされるなんて、素晴らしい!2009に、日本に来られたのですか。今度は、いつ日本に?この頃は、ゼウス君は?素敵なダーリンで、お揃いの浴衣なんかは、着られないの?
返信削除