2013年2月2日土曜日

クリニカル

先週は新学期のクリニカルオリエンテーションがあり、昨日は今学期初めてのクリニカル。 今回は8名のチームです。 場所は先学期と同じOncology(腫瘍・がん)病棟。

ABC順でラストネームがAからはじまる私が今学期最初のチームリーダーとなりました。 ラッキー!先学期やってみて分かりましたがチームリーダーは結構楽な立場です。 自分の患者さんを持つ事無く、結局は教授の腰巾着のようにくっついて歩き皆のやっている事を監督して見て回るので大いに勉強になります。

今回特に勉強になったのはPEGチューブという胃に直接通してあるチューブを通して投薬する患者さんがあって自分の担当で無くてもどうやって投薬するのか見る事が出来ました。

しかし割り当てられたチームメートにとっては悲劇でした。 私達のチームの教授は厳しくて有名な先生。 先学期からの同じチームメンバーは私も含め4人。 残りの4人は他のチームから来た人達なので厳しいやり方にまだ慣れていません。

例えば、自分の患者さんのトリートメントがまだ学科で習っていない事だったとしても参考書類やYoutube等を見て完全に自分のものとして当日までに出来るようにしなければならない、、等。(他の教授ならば一緒にやってくれるかやり方を一回は見せてくれます)

PEGチューブは新しいメンバーの方の患者さんだったのでてっきり教授がやり方を見せてくれると本人は思っていたのに 逆に怒られて気の毒でした。 私も先学期は同じような事で悔しい思いをしたので気持ちがすご~く分かります。

その件でかなり落ち込んでいたチームメイトには 『大丈夫!私も先学期は2回も教授からは泣かされたから、、もうこれで先生のやり方は分かったでしょう。』 とこっそり耳打ちしておきました。

今回は久しぶりに大きな傷の手当、人口呼吸器の設定、輸血も見る事が出来ました。
チームリーダーとしては大いに勉強になった1日でした。

そう言えば、病棟のフロアで 『Yuki!』 とやさしそうなおば様から声を掛けられました。 患者さんのガウンは着ていないし、、いったい誰だろう。 全然思い出せない。(お酒の飲みすぎが祟ったのか最近記憶力が落ちています、、泣) 
その後直ぐに新しくオープンした人工透析センターへ行かなければならずに病棟を後にしましたが、、、人工透析センターで誰だかやっと思い出しました。

先学期受け持った患者さんの奥様でした。 覚えていてくれたんだ~! 
とても協力的な患者さんでこちらが教えてもらう事が多く、奥様もほとんど一日中病院へつめておられました。でもまたあの方達が同じ病棟に戻ってきてしまったんだ、、と思うと悲しい。

看護師が見知った人と病院で再会するという事は全然うれしい事じゃないんだなぁ、、と思い知らされました。

そして来週はいよいよ自分自身の患者さんのケア。 どんな患者さんだか怖くもあり楽しみでもあります。そしてまた教授から雷が落ちる運命にあるのか無いのか!?

2 件のコメント:

  1. mamaandwans@yahoo.co.jp2013年2月2日 10:19

    ゼウスママは、いつも自分から、厳しい教授や看護師さんに挑戦されますね!素晴らしいことです。自動車学校でも私は、厳しい先生に数回あたり、嫌でしたが、いざ自分で運転するとなったとき、何故か安定した運転が出来るようになり、その先生には、感謝です。自分自身に厳しくしてないといけないのですね!ゼウスママさん、これからも、頑張ってください。パパさんに、実験台になって頂きながらネ!

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    1. Mamaandwansさん

      いえいえ、厳しい方々は苦手で出来たら避けて通りたいほうです~。

      でも去年の優秀な卒業生である先輩から是非その教授を取ってみて! 教え方は厳しいけれども絶対に自分の為になるから!! と大絶賛されて取りました。 確かに厳しいけれども他の教授ではやらせてもらえないような事を沢山経験させてもらっています。

      自動車免許は日本では厳しいようですね。 その昔、母が免許を取りに通っていましたがつらいつらい、、とこぼしていました。 で、あんなにがんばって免許を取得したのに運転は父にまかせきりで何故かペーパードライバーな母です。(笑)

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